ブリティッシュコロンビア州バンクーバー発, April 24, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) — 臨床病期向け治療薬開発会社のアルジェノン製薬 (Algernon Pharmaceuticals Inc.) (CSE: AGN) (フランクフルト証券取引所: AGW) (OTCQB: AGNPF) (以下、「同社」または「アルジェノン」) は、韓国食品医薬品安全省より、COVID-19治療にリパーパシングされたNMDA受容体拮抗薬NP-120 (イフェンプロジル) の第II相医師主導型臨床試験に対して規制当局による承認と倫理審査による承認を取得したと発表した。
釜山の東亜大学病院感染症科教授のジュン・ドン・シク (Dong Sik Jung) 博士が、この試験の責任研究者を務める。患者40名を対象とした4週間の試験は、COVID-19に感染した重症肺炎患者へのイフェンプロジルの薬効を試験すべく設計されている。患者は1:1の比でランダム化され、標準治療 (SOC) またはイフェンプロジル投与によるSOCのいずれかを受ける。主要評価項目は、血中の酸素濃度 (Pa02/Fi02) 測定による肺機能の改善率である。副次的評価項目には、死亡率、機械的換気回数、患者が報告した咳および息切れ (呼吸困難) に対する効果などがある。 第II相臨床試験への登録は、2020年5月8日に開始予定である。「これは、COVID-19患者を対象としたイフェンプロジル初の臨床試験であり、新しい急性肺障害臨床研究プログラムが大きく前進することになります」と、アルジェノンCEOのクリストファー・J・モロー (Christopher J. Moreau) は述べている。「第II相試験で良好なデータが得られれば、イフェンプロジルのCOVID-19治療効果研究継続に重要なマイルストーンとなります。さらに、突発性肺線維症と慢性咳プログラムの推進にもつながります。」同社は、韓国で間近に迫った第II相臨床試験の開始準備をしているが、現時点でNP-120 (イフェンプロジル) が急性肺障害 (ALI)、COVID-19ウイルス、その他の疾患に効果的な治療法であると、明示または暗示を問わず主張するものではないと注意を喚起している。NP-120 (イフェンプロジル) についてNP-120 (イフェンプロジル) は、N-メチル-D-アスパラギン酸 (NMDA) 受容体拮抗薬で、NMDA型サブユニット2B (Glu2NB) を特異的に標的とする。イフェンプロジルは、グルタミン酸のシグナル伝達を妨げる。NMDA受容体は、肺細胞、T細胞、好中球など、多くの組織にある。同社は、肺に好中球やT細胞が浸潤して、グルタミン酸やサイトカインを放出するのをNP-120が抑えると考えている。これまでにCOVID-19感染例で報告されてきたように、サイトカインはサイトカインストームを誘発して、重篤な肺機能損失を起こし、ひいては致死的状態に陥る。 アルジェノン製薬について アルジェノン (Algernon) は、すでに認可を受けた安全な医薬品の新たな疾患への適用を研究するドラッグリパーパシング企業で、高い効率と安全性で臨床試験へと移行させ、新たな配合を開発して、世界各地の市場で規制当局より新たに承認を取得している。アルジェノンは特に、適用外の処方箋を避けるため、米国やヨーロッパで未承認の化合物を研究している。アルジェノンは、呼吸器系疾患治療薬としてのNP-120 (イフェンプロジル) に知的所有権を世界各地で新たに申請しており、現在、新たに特許申請予定の注射用・除放性製剤を開発中である。問い合わせ先クリストファー・J・モロー
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